ササベ サエ   
  雀部 沙絵
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 栄養学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/02
形態種別 著書
標題 第4版わかりやすい内科学
執筆形態 共著
出版社・発行元 文光堂(東京)
巻・号・頁 738-755頁
担当範囲 第9章2-I 糖尿病
著者・共著者 雀部 沙絵, 福島 光夫
概要 本書はコメディカルが内科学を理解するための教科書であり、担当した糖尿病の項では以下のような内容を詳述した。
糖尿病は、膵臓β細胞から分泌されるホルモンであるインスリンの作用が不足し、慢性的な高血糖状態を示す代謝疾患群である。インスリン作用不足は、適切なインスリン供給ができなくなる「インスリン分泌低下」と、組織におけるインスリンの効果が不十分になる「インスリン抵抗性」によるものである。発症機序の違いにより1型糖尿病、2型糖尿病、その他の特定の機序・疾患による糖尿病、妊娠糖尿病の4つの型に分類される。糖尿病の診断基準の要点は、早朝空腹時血糖値126 mg/dL以上、75gOGTTで2時間血糖値200 mg/dL以上、随時血糖値200 mg/dL以上、HbA1c(NGSP値)が6.5%以上である。糖尿病治療の目標は、糖尿病に特徴的な急性合併症や慢性合併症を防ぎ、健康者と変わらないQOLを維持し、健康者と変わらない寿命を確保することである。食事療法、運動療法を基本とし必要に応じて薬物療法を行う。