ホンダ トシアキ   HONDA TOSHIAKI
  本多 敏明
   所属   淑徳大学  コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科
    淑徳大学大学院  総合福祉研究科 社会福祉学専攻
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/03
形態種別 学術論文
標題 パラスポーツ接触(する、観る、支える(育てる))の「入口」は何か
――身近な障害者の存在の有無に着目した試行的分析――
執筆形態 単著
掲載区分国内
出版社・発行元 淑徳大学総合福祉学部・コミュニティ政策学部
巻・号・頁 52,103-120頁
概要 パラスポーツへの接触(する、観る、支える(育てる))の「入口」は何か。身近な障害者の存在の有無とパラスポーツとの接触経験や接触意欲との関連を調べるためインターネット調査を行った(千葉市から半径約20km圏内の18市町の20~69歳の1002サンプル)。その結果、「いない」群(760名)は、「自身や家族が障害者」群(133名)および「親戚や友人のみ障害者」群(109名)と比べて、パラスポーツ接触経験も接触意欲も有意に低かった。次に、パラスポーツ接触経験および接触意欲をそれぞれ従属変数、そして性別、年齢、世帯年収、学歴、日常的なスポーツ接触(する、観る)、ボランティア一般への関心、文化資本、主観的健康感、主観的経済状態を独立変数(強制投入法)とした重回帰分析の結果、接触経験および接触意欲のいずれに対しても、3群で共通して「日常的なスポーツ接触(する、観る)」、次いで「ボランティア一般への関心」の影響が強かった。したがって、パラスポーツのする人、観る人、支える(育てる)人の増加といったさらなる普及のためには、ターゲットを絞らず幅広い層にスポーツとしての魅力をPRすることが効果的であることが示唆された。