エンドウ ユリコ   ENDO YURIKO
  遠藤 ゆり子
   所属   淑徳大学  人文学部 歴史学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2001/11
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 執事の機能からみた戦国期地域権力―奥州大崎氏における執事氏家氏の事例をめぐって―
執筆形態 単著
掲載誌名 立教大学史学会誌『史苑』167号
巻・号・頁 51-69頁
概要 大崎氏の執事氏家氏について考察し、戦国時代の動向を追究したものである。当該期の氏家氏は、当主大崎氏と近隣諸氏との外交を担当しており、それにもとづいて大崎氏は援軍などの獲得や、和睦交渉を進めることができたことを明らかにした。つまり、大崎氏が領国秩序を維持していくためには、氏家氏のような役割を果たす存在が不可欠だったのである。この点が明らかになったことにより、戦国期の段階においても、大崎権力では「執事」が存続する必要があったことを究明したものである。