エンドウ ユリコ   ENDO YURIKO
  遠藤 ゆり子
   所属   淑徳大学  人文学部 歴史学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2002/07
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 戦国時代における公権の形成と国郡・探題職―戦国大名最上・伊達両氏の事例をめぐって―
執筆形態 単著
巻・号・頁 70-88頁
概要 史料中の「国」「郡」「探題職」に注目して、伊達氏・最上氏の戦国時代的な特色を追究したものである。戦国期の最上氏・伊達氏は、奥羽地方の戦争が激化するなかで、近隣の大名などの領主に、領国平和の補償を頼まれていく動向を確認できた。ここから、近隣の大名を従属させるような、強大な戦国大名が形成されるのは、近隣領主に頼まれるからであることを明らかにした。また、戦国時代以前から使われる「国」「郡」「探題」といった言葉も、戦国期には前代と異なる、固有の意味を持っていたことも明らかにした。