エンドウ ユリコ   ENDO YURIKO
  遠藤 ゆり子
   所属   淑徳大学  人文学部 歴史学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2005/12
形態種別 著書
標題 戦の中の女たち(戦争・暴力と女性 第一巻)
執筆形態 共著
出版社・発行元 吉川弘文館
巻・号・頁 182-193頁
担当範囲 第5章第2節「中近世移行期の平和維持と女性」(p.182~p.193)を単著。
概要 歴史を学び始めた大学生や、一般読者向けに、前近代社会の戦争・暴力と女性の関わりについて、わかりやすく解説しながら論じた論文集である。
  従来、女性と戦争との関わりについては、多くの場合、女性は被害者として描かれてきた。だが、女性は単に被害者としてだけではなく、加害者としての側面ももっていた。その点を明確にするため、主に保春院(伊達政宗の母・最上義光の妹)の事例を検討した。戦国大名家の女性は、確かに被害者としての側面もみられるが、姻戚関係を活かして援軍要請を行うなど、戦争を推進する上でも一定の役割を果たしていた。このような社会的意義や責務についても、検討すべきことを指摘したものである。B6版 全244頁