スズキ オリエ   SUZUKI ORIE
  鈴木 織恵
   所属   淑徳大学  人文学部 歴史学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2006/09
形態種別 学術論文
標題 平安後期の皇后附属職司長官補任について
執筆形態 単著
掲載誌名 「駒沢史学」
巻・号・頁 (第67号),1-22頁
概要 平安後期になると、摂関は道長の家筋に限定され、父子継承が主流となる。この摂関家の成立期にあたる頼通・教通期の皇后附属職司の長官のである大夫の補任について論じた。この時期の皇后に仕える附属職司の長官は、后の兄弟などの血縁関係者が補任されるケースが目立ち、大夫の位階が従二位と上昇する。その背景には、皇后のもつ年官年爵権があることを指摘した。摂関家出身の后は、年官年爵権によって兄弟を昇進させるため、ミウチに后がいない官人よりも昇進が早くなり、次の摂関職獲得が有利となったことを指摘した。