教員情報 |
ミヤケ トシヒコ
MIYAKE TOSHIHIKO 三宅 俊彦 所属 淑徳大学 人文学部 歴史学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/05 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 中国における永楽通寳の出土事例 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 出土銭貨 |
巻・号・頁 | (第26号) |
概要 | 中国から出土する永楽通寳について、窖蔵銭を中心にまとめた。日本では永楽通寳の出土例は多く、これまで約21万枚が一括出土銭として発見されている。 一方の中国では、永楽通寳の出土事例はほとんどなく、窖蔵銭に含まれているものも、ごくわずかである。その歴史的背景として、明の銅銭禁止令が関係し、明国内では北京や沿海部に流通が限られていたことが一因であると考えた。 また、当時銭貨需要が高まっていた日本へと、中国の銭貨が流出することで、中国国内の銭貨の多くが吸い出され、永楽通寳もまた、日本へと大量にもたらされたと考えた。 |