ミヤケ トシヒコ   MIYAKE TOSHIHIKO
  三宅 俊彦
   所属   淑徳大学  人文学部 歴史学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/03
形態種別 学術論文
標題 東アジア銭貨流通におけるベトナム出土銭の位置づけ
執筆形態 単著
掲載誌名 ベトナム北部の一括出土銭の調査研究
出版社・発行元 昭和女子大学国際文化研究所紀要Vol.12
概要 研究代表を務める科研費基盤研究(C)「ベトナムにおける出土銭貨の基礎的研究」の調査成果をまとめた紀要に、論考編として論文を掲載した。
 ベトナムの一括出土銭の調査成果を、中国や日本の資料を比較検討を行った。その結果、中世の東アジアでは、中国の銭貨が主体となり、類似した銭種組成をしていたことを明らかにした。また、近世のベトナム北部では、日本の寛永通寳や長崎貿易銭が流通しており、中国の雲南との銭貨の繋がりも確認された。
 さらに、中国北部の清代の銭貨流通状況との比較から、清代の中国では鋳造局による流通銭貨の偏りがあることが示唆された。