ミヤケ トシヒコ   MIYAKE TOSHIHIKO
  三宅 俊彦
   所属   淑徳大学  人文学部 歴史学科
   職種   教授
言語種別
発行・発表の年月 2016/11
形態種別 学術論文
標題 Находки китайских и яронских монет на Сахалине
執筆形態 共著
掲載誌名 Вестник Сахалинского музея
出版社・発行元 Сахалинский областной краеведческий музей
巻・号・頁 (23),54-87頁
担当範囲 p.54-72, p.75-87
著者・共著者 Мияке Т., Накамура К.
概要 サハリン出土の中国銭と日本銭について集成を行い、その分布と加工の観察から、流入経路および加工と民族の対応関係などについて検討を加えた。まず2010年と2012年にサハリン各地の博物館にて行った収蔵資料の調査報告を行った。次に中世と近世に分けて銭種ごとの分布や加工などを観察した。その結果、中世の銭貨はすべて中国銭であり、そのルートはアムール川河口からサハリン北部へともたらされたものと考えた。また銭貨の一部は北海道への流入している可能性を指摘した。さらに近世では中国銭は北部に、日本銭は南部に分布していることが明らかとなった。これは流入ルートを示しているだけでなく、北部はニヴフ、南部はアイヌと、民族の分布も反映している可能性を示唆している。あわせて千島列島の出土銭についても紹介し、若干の検討を加えている。
ISBN 978-5-900334-84-4