シライ イツコ   SHIRAI ITUKO
  白井 伊津子
   所属   淑徳大学  総合福祉学部 教育福祉学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2000/03
形態種別 著書
標題 国語語彙史の研究  十九(査読付き)
執筆形態 共著
掲載誌名 和泉書院
著者・共著者 編者:国語語彙史研究会 共著者:小松寿雄,渋谷勝巳,松本修,米川明彦,乾善彦,白井伊津子,大槻美智子,蜂矢真郷,吉田比呂子,舘谷笑子,山内洋一郎,田島優,藁科勝之,甲田直美,前田富祺,桜井豪人,大島中正
概要 国語語彙史の研究分野を伸展させ、体系立てたものとすべく、最新の研究成果を世に問うことを企図して毎年1冊のペースで編集刊行されている。
A5版 全342頁
本人担当部分:「枕詞の変容―萬葉集から王朝和歌へ―」(99~120頁)を単著。
平安朝にくだって、歌学書に見られる「異名」が、家持の提喩的な枕詞の延長上に位置すること、固定的な枕詞・被枕詞関係が、「古事」「古歌詞」といった伝統的なことば・慣用句として理解されていること、枕詞の懸詞・縁語との併用が、序詞の表現と質的な差がないことを、いずれも、枕詞・被枕詞関係の本来的な意味が失われてゆく過程として位置付けた。