シライ イツコ   SHIRAI ITUKO
  白井 伊津子
   所属   淑徳大学  総合福祉学部 教育福祉学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2000/09
形態種別 著書
標題 セミナー万葉の歌人と作品 第五巻 大伴  旅人・山上憶良  (二)
執筆形態 共著
掲載誌名 和泉書院
著者・共著者 編者:神野志隆光・坂本信幸 共著者:井村哲夫,田中大士,鉄野昌弘,井実充史,乾善彦,大久保広行,大谷雅夫,品田悦一,東茂美,白井伊津子,内田賢徳他8名
概要 主として昭和40年代以降の万葉集の研究を振り返り、その成果を集約するとともに、新しい展開の方向性を示すべく企図編集されたシリーズものの一冊。本書には、山上憶良、大伴旅人の歌人に絞って、作品研究、歌人研究の論考が収められている。
A5版 全305頁
本人担当部分:「秋の野の花を詠む歌」(139~147頁)を単著。
作歌事情の定かでない山上憶良のいわゆる秋の七草の歌について、問題の所在を明らかにした上で、あらたな読解の可能性を説いた。すなわち、七種類の花は、秋の節物として固定化していたものであり、節物と節物を取り合わせて詠む萬葉後期の趣向に従って、それらを一首に詠み込んだと考えられること、なおかつそのような歌が作られる場としては、宴席が妥当と考えられることを提起した。