オガワ ジュンコ   OGAWA JUNKO
  小川 純子
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 看護学科
    淑徳大学大学院  看護学研究科 看護学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/07
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 小児がん長期フォローアップに関する看護の現状と看護に困難を感じた事例の実際 外来・病棟看護管理者を対象として
執筆形態 共著
掲載誌名 日本小児血液・がん学会雑誌
巻・号・頁 50(2),203-211頁
担当範囲 調査用紙作成、データ分析
著者・共著者 丸 光惠, 富岡 晶子, 中尾 秀子, 小川 純子, 村上 育穂, 前田 留美, 竹内 幸江, 高橋 百合子, 野中 淳子, 吉川 久美子, 勝本 祥子, 飯島 佳織, 内田 雅代, 高橋 都
概要 小児がん長期フォローアップに関する看護体制と看護の実態について明らかにすることを目的に調査を行い、小児がん治療を行う施設の外来看護管理者27名、病棟看護管理者36名より回答を得た。長期フォローアップ外来があると回答した18施設のうち、専任看護師を設置していないのは10施設で半数以上を占めていた。フォローアップ外来において長期的視点を持った看護を実施している施設は少なかった。36病棟のうち19病棟が入院治療終了時の説明を行っており、その方法としては看護師が患者家族用のパンフレット等を用いて説明していた。外来管理者および病棟管理者が治療終了後の小児がん経験者の看護において困難を感じた事例については、26事例の回答があった。GVHD等による複数の合併症・後遺障害や心理社会的な問題を重複して持つケースが多くみられ、特に家族に関する問題が多く挙げられていた。長期フォローアップにかかわる看護師は小児がんと治療による長期的影響に関連した健康教育の重要性に関する知識を持つ必要性が示唆された。また、小児がん経験者と家族への質の高いケアを提供するために、人的資源の不足と看護管理を改善する必要性が示唆された。