ヤマグチ コウジ   YAMAGUCHI KOJI
  山口 光治
   所属   淑徳大学  総合福祉学部 社会福祉学科
    淑徳大学大学院  総合福祉研究科 社会福祉学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/03
形態種別 学術論文
標題 高齢者虐待事例におけるアセスメント-なぜ高齢者虐待が起こるのか-
執筆形態 単著
掲載誌名 淑徳大学研究紀要
出版社・発行元 淑徳大学研究紀要編集委員会
巻・号・頁 (50),31-45頁
概要 養護者による高齢者虐待について、虐待者と被虐待高齢者との関係性を権力と支配の視点からとらえ直すため、高齢者虐待事例を収集し、事例検討会を実施した。
3自治体から9事例を提供いただき検討した結果、次の課題が明らかになった。
①虐待者に関する情報が不足していること。
②実践現場の関心は虐待対応方法論に向けられていること。
③被虐待高齢者と虐待者の関係性を家族全体(家族システム)の中でその関係の歴史を含めてとらえることの必要性、の3点である。
そして、今後の研究課題として、虐待への対応方法に対する関心だけでなく、なぜ虐待が起きたのかを考えて「原因仮説」を立てること、そのための具体的なアセスメントの視点を持つこと、家族をシステムとしてとらえる視点を持つことなどについて指摘をした。
ISSN 2185-3646