ホシノ ヒデキ   HIDEKI HOSHINO
  星野 英樹
   所属   淑徳大学  人文学部 表現学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1983/01
形態種別 学術論文
標題 ヴァージニア・ウルフの『船出』「-レイチェルの死をめぐって-」
執筆形態 単著
掲載誌名 立教大学文学部英米文学科『立教レヴュー』
巻・号・頁 (第12号),79-88頁
概要 ヴァージニア・ウルフの処女作『船出』は,技法として”意識の流れ”を用いず,後の『ダロウェイ婦人』『灯台へ』などとは違った伝統的リアリズムで表現されているが,主人公のレイチェルの心理描写にはすでに人間の意識に深く入りこもうとするウルフ特有の姿勢がうかがえる。しかし人間の内面的な意識を小説として語る技法を持たないがために,レイチェルの内的世界は十分に展開されないまま死を迎える。(79~88頁)