ササベ サエ   
  雀部 沙絵
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 栄養学科
   職種   准教授
発表年月日 2008/11
発表テーマ AGEs由来アルギニン誘導体によるアルギニン代謝に関与する酵素活性に及ぼす影響
発表学会名 第18回日本メイラード学会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
開催地名 川崎市
概要 L-アルギニン由来の糖化最終産物(AGEs)であるCMAとMG-H1は、一酸化窒素合成酵素(NOS)の内因性阻害剤であるL-NMMAやADMAと構造的に類似し、これらの糖化アルギニン誘導体は健常者に比べて糖尿病合併症患者の血漿中に著しく多いことや、CMAがヒト大動脈の粥状動脈硬化部位に蓄積することから、NO合成経路の障害となり、糖尿病患者における合併症の重症化を促進している可能性がある。そこで、CMAとMG-H1がnNOS、iNOS、eNOS、アルギナーゼ、NOS阻害剤の代謝酵素であるDDAHの活性を阻害するのかを、in vitroで調べた。その結果、CMAとMG-H1はeNOSの活性をわずかに阻害したが、DDAHは阻害しなかった。