ハラダ コウジ   
  原田 浩二
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 看護学科
   職種   准教授
発表年月日 2019/03
発表テーマ 35.精神看護学実習におけるコミュニケーション技術向上の検証 -クライエントの感情の明確化を強化した取り組み(中間報告)-"
発表学会名 『日本看護研究学会中国・四国地方会第32回学術集会』,
学会区分 地方学会
開催地名 香川県高松市
概要 コミュニケーション技術は臨地実習の積み重ねや学生の成長の要因が考えられ、2017年度にコミュニケーション技術評価スケールを用いて測定した結果、最終学年の実習開始前から精神実習直後に有意な上昇、それが全体実習終了時まで維持した。しかし感情の明確化が低く、2018年度(介入群)は感情の明確化を教育内容として強化し、2017年度(比較群)と比較した。結果は比較群108名、介入群64名。ベースライン比較で年齢(<.05)、自己成長についての理解(<.05)、人間観の理解(<.05)で介入群が低くかった。実習前、精神実習直後の比較では各群とも有意な上昇。群間比較は精神実習直後において介入群の平均値が低く、6カテゴリー中5つが<.05、1つが<.01であった。精神実習直後に技術は向上したが、介入群は感情の明確化を強化したにも関わらず、精神実習直後は全カテゴリーで有意に低かった。ベースラインで介入群はコミュニケーション技術の学習不足が考えられ、その学習を強化した上で患者の感情の明確化の強化の検討が示唆された。