ハラダ コウジ   
  原田 浩二
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 看護学科
   職種   准教授
発表年月日 2019/03
発表テーマ 37.臨床指導研修会の受講者の研修効果の検証-研修日数短縮に伴う研修効果の変化-
発表学会名 『日本看護研究学会中国・四国地方会第32回学術集会』,
学会区分 地方学会
開催地名 香川県高松市
概要 臨床指導研修会は2017年度までは5日間で実施。しかし看護師の研修派遣は容易ではなく研修生および講師の負担軽減を考え2018年度は研修内容の重複部分の見直しや1回の講義時間の短縮等を行い4日間で実施。今回研修日数の短縮に伴い研修効果が変化していないかを調査。平成30年度受講者52人を対象に研修前と研修後に13項目の研修内容の理解度をできている~できていないの4段階自己記入式で調査。2017年度とのベースライン比較として各年度の研修前のデータをMannwhitney U test。2018年度の研修前後比較にはWilcoxon rank sum test。結果はベースライン比較で「指導案の必要性」で2018年度の理解度が下がった(p<.01)。他12項目は有意差なし。2018年度の研修前後比較では全13項目においてp<.001の有意な上昇を認めた。研修内容の中でも「看護教育の現状」、「臨地実習の意義・目的」、「指導案の必要性」は研修後の「できている」が52人中32~33人に留まり、看護教育の現状と臨地実習の意義・目的を関連づけた実習指導案の必要性の理解度を高める検討が示唆された。