ミヤケ トシヒコ   MIYAKE TOSHIHIKO
  三宅 俊彦
   所属   淑徳大学  人文学部 歴史学科
   職種   教授
発表年月日 2009/12
発表テーマ 東アジア出土の寛永通寳
発表学会名 寛永通寳の生産と流通研究集会
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
概要 下関市立大学・櫻木晋一教授を代表とする科研の研究集会である。神戸葺合文化センターにて行われた。この科研には連携研究者として参加している。この発表では中国・ベトナム・カムチャツカ出土の寛永通寳の事例を紹介し、その歴史的位置づけを試みた。その結果、中国やベトナムで出土する寛永通寳は、その国の銭貨とともに、流通の流れの中で貨幣として機能していたことが明らかであるが、その一方でカムチャツカ半島から出土する寛永通寳は、アイヌ民族とカムチャダール民族との交易の中で運ばれたものであるが、それは貨幣としてではなく「交易品」という位置づけで理解できることを示した。