イワサキ　キクコ   IWASAKI KIKUKO
  岩崎　紀久子
   所属   淑徳大学  看護栄養学部 看護学科
    淑徳大学大学院  看護学研究科 看護学専攻
   職種   教授
発表年月日 2012/11/03
発表テーマ ホスピス緩和ケア病棟でアロマテラピーに携わるセラピストの活動を通した感情とチームとしての支援の検討
発表学会名 第36回日本死の臨床研究会年次大会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 京都
発表者・共同発表者 近藤百合子、蛭田みどり、岩崎紀久子、山崎章郎
概要 本研究は、ホスピス緩和ケア病棟でアロマテラピーに携わっているセラピストの感情を理解し、チームの中でどのように支えていくことが求められているかを目的に行ったものである。ホスピス緩和ケア病棟でアロマテラピーに携わっている医療資格を有さない5名のセラピストを対象に、活動を通して体験している様々な感情やチームとしての位置づけに対する思いなどについてインタビューガイドによる半構成的面接法を実施した。得られた結果は質的帰納的に分析した。その結果、＜患者の役に立てていることへの喜びややりがいの感情＞＜患者の死に直面する辛さとベストを尽くそうという感情＞＜生きていることに対する感謝と人としての成長の機会になっている実感＞などのカテゴリーが見いだされた。これらから、セラピストは活動を通し喜びややりがいなどの感情を体験していることがわかった。看護師としては、医療職でないセラピストの立場を理解しつつ、チームとしてサポートする環境を整えながら患者に対するセラピーが効果的に働くように調整する役割を持つことが示唆された。