スエナガ ショウイチ   SHOICHI SUENAGA
  末永 昇一
   所属   淑徳大学  総合福祉学部 教育福祉学科
   職種   准教授
項目区分 実務の経験を有する者についての特記事項
期間 2015/06
事項 千葉大学教育学部附属小学校公開研究会講師(理科)類・因果としての見方・考え方を養う理科学習-起点となる事実に着目して-
概要 6年「電気と私たちの生活(発電)」では、手回し発電機によって発電を確かめる学習が一般的である。エネルギー変換という面から、また5年の電磁石の発展として発電を扱う。具体的には電気がスピーカーのコーンを振動させて音になることから、逆にスピーカーを音で振動させ、スピーカーにつないだLEDを点灯させることによって発電を確かめる。 4年「暑い季節」のねらいは春から夏への気温の上昇とともに植物が成長し動物の動きが活発になることをとらえることである。一般的な指導では植物の成長を計測したり、昆虫が多くみられるようになったりということからとらえさせる。ここでは、ナナホシテントウに着目させた。暖かくなるとナナホシテントウの動きは活発になると子どもたちは考える。ところが8月頃の温度(30℃)にすると逆にナナホシテントウの動きが鈍くなる。このことから実際に温度を変えてナナホシテントウの動きを観察し、ナナホシテントウが活発に動く温度帯に気付かせる。  分科会では授業についての討議と研究テーマ「類・因果としての見方・考え方を養う理科学習」について提案・討議が行われた。