![]() |
教員情報 |
タナカ トシオ
田中 寿夫 所属 淑徳大学 総合福祉学部 実践心理学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 心理学専攻 職種 助教 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 心理療法プロセス研究に基づく 新たなセラピスト訓練法に関する開発動向と課題(印刷中) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳心理臨床研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 22 |
概要 | 本研究の主な目的は、昨今注目され始めているセラピスト訓練法である“プロセス鋭敏性訓練”の特徴の整理を通じて、この訓練の注力点および日本での普及を想定した際の課題を明示することである。この新たな訓練法に適用される心理療法プロセス研究の特徴や、この訓練法と関連する近年のセラピスト訓練に関する研究動向を確認した後、この新たな訓練法を示したWestra & Di Bartolomeo(2024)を取り上げ、その意義や課題などを整理した。セラピストのクライエントが瞬間ごとに示すプロセスの観察能力の向上に寄与する可能性などが確認された後、既存の訓練法と連携することにより、この訓練法の効果をより高められる可能性、すなわち事例の個別性まで対応しうるプロセス観察能力の向上が期待されることが論じられた。最後に日本での普及を考えるうえで、未だ馴染みの薄い心理療法プロセス研究自体を発展させていく必要性が論じられた。 |