![]() |
教員情報 |
タナカ ノリヒロ
TANAKA Norihiro 田中 則広 所属 淑徳大学 人文学部 表現学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 日米中の国際放送が伝えた2024年朝露首脳会談 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳大学人文学部研究論集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (10),43-54頁 |
概要 | ロシアはウクライナ侵攻後、北朝鮮=朝鮮民主主義人民共和国との「絆」を急速に深め、兵器不足を補うために北朝鮮から砲弾を調達するなど、軍事協力を強化している。これに対して北朝鮮はロシアからの軍事技術支援を求め、両国は相互の利益に基づいて関係を深めている。
朝鮮半島情勢の変化が厳しさを増す中、2024年6月、北朝鮮の首都ピョンヤンでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記が首脳会談を行い、「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名した。この条約は武力侵攻があった場合、相互に軍事支援を行うことが規定されている。 本稿では、朝露の軍事協力が深化する中で、日米中のメディアが2024年の朝露首脳会談と、新たに締結した条約についてどのように報じたのかを、それぞれの国を代表する国際放送局が実施する朝鮮語放送を通じて検証した。その結果、特に米国の国際放送が朝露首脳会談関連の報道に注力している状況が浮き彫りになった。 |