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教員情報 |
マツモト ヨシエ
松本 良恵 所属 淑徳大学 人文学部 人間科学科 職種 助教 |
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発表年月日 | 2024/09 |
発表テーマ | 繰り返しのある社会的ジレンマゲーム下の持続的協力の原因解明 理論モデルによる解釈を目指した検討 |
発表学会名 | 日本社会心理学会第65回大会 |
主催者 | 日本社会心理学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 日本大学(オンライン開催) |
発表者・共同発表者 | 成田 達樹・水野 景子・井上 裕香子・松本 良恵・清成 透子 |
概要 | 社会的ジレンマゲーム(SDG)を繰り返し行うと、試行と共に協力率が下降することが知られている。一方で、松本ら(2020)のSDG では、特定条件下で協力の持続が確認されたが、その原因は未だ解明されていない。本研究の目的は水野・清水(2020)による、「SDG における人々の意思決定モデル」を基とした 2 次分析から、この協力の持続の原因を解明することにある。松本ら(2020)で得られたデータのうち、利他性パラメータを決定するために、社会的価値志向性(SVO)で分類可能だった340 名を分析の対象とした。次に情報量基準(負の対数周辺尤度)を算出し、水野・清水(2020)の理論モデルをベースに、モデル比較を行った。その結果、利益と他者への協力の期待両方を学習するモデルがもっともあてはまりが良いことが明らかにされた。「期待の更新」が特定の条件のみで学習された可能性についても検討する必要がある。 |