教員情報 |
スズキ オリエ
SUZUKI ORIE 鈴木 織恵 所属 淑徳大学 人文学部 歴史学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/06 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 日本古代の鄙と都 |
執筆形態 | 共著 |
出版社・発行元 | 岩田書院 |
担当範囲 | 本人担当部分:Ⅱ 都の諸様相「平安時代の皇后附属職司長官の変遷について 」(173~201頁)を単著。 |
著者・共著者 | 編者:瀧音能之
共著者:瀧音能之、杉山浩平、石津輝真、茂木直人、李在碩、古谷紋子、八馬朱代、鈴木織恵 |
概要 | 日本古代について、鄙=地方・民衆、都=中央・貴族、という二つの視点を設定して、鄙からの視座、都からの視座、そして鄙と都の間の交流という視座から論じることを目的として、6世紀から11世紀後半までの古代社会について論じた書。Ⅰ「鄙からの視座」では、地方における大陸との交流や地方と都の関係を、Ⅱ「都の諸様相」では、都における天皇との臣下の「マエツキミ」から官人に至る重層的な身分関係を多角的に論じ、古代社会の変化を論じた。
A5判・204頁 平安時代の皇后の附属職司の長官である大夫の補任について論じた。平安時代の摂関政治は、皇后と摂関の密接なミウチ関係を背景に天皇の政治を補佐する制度だが、こうした関係を示す一つの官司として、立后後に設置される中宮職や皇后宮職などの附属職司に着目し、皇后に附属する職司の長官に任じられた大夫を検討した。8世紀から11世紀後半まで検討した結果、皇后との間に血縁関係が生じる10世紀後半がその画期となることを指摘した。 |