教員情報 |
スエナガ ショウイチ
SHOICHI SUENAGA 末永 昇一 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/04 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 考える楽しさが学ぶ意欲となる学習─PISA型科学的リテラシーに迫る─ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 月刊「初等理科教育」 |
出版社・発行元 | 農文協 |
巻・号・頁 | 42(4),18-21頁 |
概要 | 一般的に教師が子どもに教えることが授業であり、教師の上手な話(講義)によってわかりやすく解説するのがよい授業とされているようである。理科の楽しさを感じる授業はそのような授業ではなく、考える楽しさが学ぶ意欲となる授業である。事物・現象(事象)と子どもを強く結び付け、事象とよりよくかかわる工夫をすることがよい授業になり、それこそがPISA型科学的リテラシーに迫るものだと考える。事象と子どもを結びつけるためには、どんな事象と出会わせるか工夫をした中で、子どもに自由に事象にかかわらせ、そこから出てきたたくさんの情報を整理する時間を大切にすることが要件となる。様々な意見や考え方が出てくるように授業を設定し、多様な意見が出てきた際に事象に戻って確かめ、共通のベースで問題解決を進めていくことが大切である。論文では、5年「ものの溶け方」6年「電磁石」の実践から、導入での事象の出会わせ方、子ども同士をかかわらせる工夫(考えを出させる、互いに理解し合う、考えの妥当性を検討する)について具体的に述べた。 |