ヨコヤマ スゼリ   
  横山 寿世理
   所属   淑徳大学  地域創生学部 地域創生学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2002/12
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 個人的自我と社会的自我の同時的な相補関係──ベルクソンの社会感覚
執筆形態 単著
掲載誌名 日仏社会学会『日仏社会学年報』
掲載区分国内
巻・号・頁 (12),63-82頁
概要 「人はなぜ道徳的責務に従わなければならないのか」という問題について、論点先取の誤謬を侵さずに答えることはできるのかという問題提起から始めた。道徳的責務の一例である習慣の発生を、ベルクソンの記憶論から説明し、そこに生じている反省のメカニズムは社会的自我と個人的自我を形成していることを確認する。社会的自我と個人的自我は相補的な関係にあり、自我の発生には、道徳的責務に従う(社会的自我)が不可欠となる。したがって、人は道徳的責務に従う必然性をもち、当初の問題提起自体が意味をなさないことを述べた。