教員情報 |
ヤマモト イサオ
YAMAMOTO ISAO 山本 功 所属 淑徳大学 コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1998/09 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 【雑誌論文】「援助交際」の語り方-逸脱創出言説における「子ども」と「性」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 中央大学文学部『紀要』 |
出版社・発行元 | 社会学科 |
巻・号・頁 | 174(第8号),89-110頁 |
概要 | 「援助交際」と称された社会問題の言説を分析したものである。対照的なふたつの場をとりあげ、「援助交際」を問題として取り上げるに際して、「当事者」をどのように位置づけるかがまったく異なることを示した。「子ども/大人」という区分と、「被害者/加害者ないし逸脱者」という区分が入れ替わるという現象がみられることを指摘し、そしてそれはわが国における「子ども」の社会的構成とかかわっていることを示した。まず第一に、雑誌メディアを社会問題言説の場面としてとりあげた。雑誌記事データベースを利用し、「援助交際」を取り上げた記事タイトルを分析した。第二に、国会議事録を取り上げ、そこにおいては前者と対照的に、「女子高生」は徹頭徹尾「子ども」「被害者」として取り上げられていることを示した。 |