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教員情報 |
タケモト シンスケ
竹本 信介 所属 淑徳大学 コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 現代日本外交の構造―組織理論に基づく総務省と外務省に対する動態把握― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 59 |
概要 | 本稿の目的は、現代日本外交において行政が外交アクターとして果たす役割とその実態を明らかにすることである。先行研究の検討を通じて、筆者は冷戦終結前後に発生した自治省(現・総務省)と外務省の所管競合に着目した。この競合の経過を分析した結果、両省が地方政府(自治体)の国際事務管理において「棲み分け」を行う構図が浮かび上がった。そこで本稿では、競合調整後に各省がそれぞれの利害を優先する過程で組織変化が生じたとする仮説を立てる。本稿では、この仮説を岸田民樹の「組織の生成・展開のプロセス」理論に基づいて検証し、5つの予測を提示する。予測の検証を通じて仮説の支持を確認し、自治省(総務省)と外務省の「棲み分け」が中央省庁における外交力の変容を引き起こしたことを明らかにする。この変容については、J.S. ナイの外交力概念(ソフトパワー、ハードパワー、スマートパワー)を用いて評価し、最後に、行政機構内における外交力の分立とスマートパワーに関する課題を今後の研究課題として提示する。 |