ヒノ ショウゴ   Hino Shogo
  日野 勝吾
   所属   淑徳大学  コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科
    淑徳大学大学院  総合福祉研究科 社会福祉学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2011/12
形態種別 学術論文
標題 公益通報者保護に関する法制度のあり方の一考察
執筆形態 単著
掲載誌名 国民生活研究
巻・号・頁 51(3),93-115頁
概要 公益通報者保護法を概観し、同法の施行の状況等を確認した上で、公益通報者保護専門調査会の審議結果や、消費者委員会の検討等を踏まえ、実務的観点から公益通報者保護法の見直すべき諸論点の検討を行うとともに、望ましい公益通報者保護法の再構築へ向けてのあり方について論及している。社会の公益を守るために活動をした通報者は相当の法的保護を享受できるというメッセージ性を公益通報者保護法のスキームの中に内在することによって、公益性の観点を踏まえつつ、同法が実効性を向上させるため、よりいっそう労働者に対して通報を奨励する機能や役割を担わせるべきこと、また、決して通報者個人の私欲などではなく、公益や社会正義のために通報する者の保護を念頭に置くべきであると指摘した。