教員情報 |
クマキリ タク
熊切 拓 所属 淑徳大学 留学生別科 留学生別科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/09 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | アラビア語チュニス方言のVS構文による語りの構造化 |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 『言語研究』160, 97-122. 日本言語学会. |
概要 | 本稿では、アラビア語チュニス方言において動詞−主語の語順となるVS構文の機能について、物語テクストを対象として分析を行った。登場人物などが主語となるVS構文が、前景の語りにおいて場面転換のきっかけとなる用法について検討し、その用法を確認した。この場面転換という用法はVS構文のもつ thetic な新情報提示という機能に由来することを論じ、VS構文、SV構文、V構文の前景の語りにおける機能の違いを明確にした。また、情報構造の観点からこの場面転換のVS構文を論じ、この構文には、語りの内容についての情報を伝達するという共通基盤コンテント的側面と語り方についての情報を伝達するという共通基盤マネジメント的側面があるとした。 |