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教員情報 |
ハヤシ マサハル
林 雅晴 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 淑徳大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/09 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | レセプトデータを用いたメラトニン顆粒使用状況についての調査 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本小児神経学会 |
巻・号・頁 | 57(5),349-353頁 |
概要 | メラトニン顆粒小児用(以降メラトニン顆粒)発売以降,臨床試験が実施された6~15歳の神経発達症以外の年齢や疾患へも使用が多いという実態がある.そこでメラトニン顆粒発売後のレセプトデータを用いて,使用状況を調査した.2020年6月から2022年9月におけるDiagnosis Procedure Combination 470施設,健康保険組合144組合をデータベースとし,メラトニン顆粒を処方された患者を対象に処方件数,年齢,疾患名, ,処方量を集計,検討した.患者総数は8,235人で男性4,533人,女性3,702人,年齢中央値は11歳だった.6~15歳は75.6%で,24.4%が安全性有効性未確認年齢層だった.神経発達症カテゴリー別の患者数は多い順に自閉スペクトラム症4,064人(49.4%),ADHD 2,331人(28.3%),知的能力障害群938人(11.4%),運動症群508人(6.2%),コミュニケーション症群431人(5.2%),だった.年齢最小値0歳,最大値68歳,処方量は最小値0.5mg以下,最大値7~9mgだった.メラトニン顆粒は6~15歳の神経発達症以外へも多く処方されていたが,対象疾患や処方量は6~15歳の使用実態と変わらなかった.安全性が確保されれば6~15歳以外でも同様な用法用量で使用可能と考える. |