教員情報 |
イノウエ ナオミ
INOUE NAOMI 井上 菜穂美 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 淑徳大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 緩和ケア目的で外来通院中の終末期がん患者の苦悩と取り組みに関する研究 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | せいれい看護学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 9(2),1-8頁 |
概要 | 緩和ケア目的で外来通院中の終末期がん患者が体験する苦悩と、それらを緩和するための取り組みを明らかにすることを目的とし、12名を対象に半構成的面接を実施した。分析の結果、終末期がん患者の苦悩として【改善が見込めない身体症状による苦悩】、【医療者の支援が得難いことによる苦悩】、【日常生活が脅かされることによる苦悩】、【自分らしさの喪失による苦悩】、【社会からの孤立による苦悩】の5カテゴリー、取り組みとして【身体症状の緩和に力を尽くす】、【病気や治療に関する情報を探求する】、【負担の少ない生活を模索する】、【自分らしさを保つために努力する】、【社会とのつながりを保つために苦心する】の5カテゴリーが得られた。外来通院中の終末期がん患者の安寧な生活を支援するための看護援助として、症状マネジメントの強化、継続的な心理的支援、社会資源に関する適切な情報提供、アクセス容易な相談支援体制の整備の必要性が示唆された。 |