教員情報 |
タナカ トシオ
田中 寿夫 所属 淑徳大学 総合福祉学部 実践心理学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 心理学専攻 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 心理専門職の省察的実践に関する研究の展望:省察的実践の組織的モデルの構築を目指して |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳心理臨床研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 21 |
概要 | 本研究では、国内学における心理専門職の省察的実践に関する研究のナラティブ・レビューを実施し、その特徴や意義に関する整理を行った。その結果、近年、公認心理師を含む心理専門職養成課程においてコンピテンシーとしての省察的実践能力を育てることの重要性が指摘されている一方で、その概念整理が不十分であること、さらには省察的実践が支援者自身にもたらす個人内的な意義や支援を要する者への対人的な意義に関する研究も不足していることが示唆された。その主な原因として、省察的実践という複雑な現象を明確に定義づけることの困難さが改めて確認された。この問題を乗り越えるために、本研究ではレビューの結果などを踏まえて、省察的実践の多様な特徴や意義に関する概念を整理するための組織的なモデルの試案を作成した。最後に、省察的実践に関する組織的モデルを構築することの利点や今後の課題が議論された。 |