教員情報 |
スエナガ ショウイチ
SHOICHI SUENAGA 末永 昇一 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 導入で単元の善し悪しが決まるのだろうか |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 月刊「初等理科教育」 |
出版社・発行元 | 農文協 |
巻・号・頁 | 47(2),10-13頁 |
概要 | 子どもに、教材や単元に対しての興味を持たせることは、授業の導入として求められることである。しかし、興味を持たせれば何でもよいわけではない。一時的な興味ではなく、目の前の事象を追究したくなるような強く、持続する興味を持たせなければいけない。事象に対して疑問や課題をもち、追究する強い意欲をもたせるような興味を持たせることが、質の高い問題解決を行うために必要となるのである。子どもに知的好奇心を抱かせるような導入をし、疑問を感じるようにすれば、その疑問を解決することが目標となり、単元を通した導入となるはずである。びっくりや当たり前ではなく、適度に新奇な事象に疑問を感じ、知的好奇心を持つ導入、子どもの心に火がつくような志向体験からの導入が求められる導入だと考える。また、導入で知的好奇心を持たせることができても解決への道筋が見えてこなければ追究活動は始まらない。解決の道筋への第一歩が予想(仮説)である。自由な試行活動を行ったり、予想を共有したり、予想に立ち戻ったりして解決を目指す。 |