教員情報 |
ジン ノブヒト
JIN NOBUHITO 神 信人 所属 淑徳大学 総合福祉学部 実践心理学科 淑徳大学大学院 総合福祉研究科 社会福祉学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 内集団ひいきの後に起こること |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『淑徳大学大学院総合福祉研究科研究紀要』 |
巻・号・頁 | (第16号),B5判29-46頁 |
概要 | ある外集団成員に不当な扱いを受けた場合、その外集団の別の成員に向けて報復的な行動をとることを外集団実体視と呼ぶ。本論文では、この外集団実体視を引き起こす要因を明らかにするため、鎖状一般交換型の独裁者ゲームと報酬分配課題を用いた実験をおこなった。この実験の結果から、外集団成員の利己的な動機による振る舞いによって不利益を被った場合よりも、外集団成員の差別的動機による振る舞いによって不利益を被った場合に、外集団実体視による報復行動が生じやすいことが明らかになった。このことは、差別的行為がさらなる差別的行為を引き起こすことを示している。 |