教員情報 |
マキノ ミユキ
牧野 美幸 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 淑徳大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 基礎看護実習における看護技術の習得状況の比較~ドレイファスの技能獲得モデル第1段階・第2段階に準じて~ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 神奈川県立保健大学誌, 5(1) |
巻・号・頁 | P55-p62頁 |
著者・共著者 | ◎牧野美幸 |
概要 | 看護技術の習得に関する教育の重要性から、看護技術教育のあり方は常に問われている。先行研究(牧野, 2006)では、基礎看護実習において行う頻度の高い援助技術項目19項目の技術内容は、ドレイファスの技能獲得モデル(Dreyfus L, 1980)の第1段階・第2段階の構成要素に対応する分析枠組みに基づいて分類することができ、ドレイファス技能獲得モデル第1段階・第2段階に準拠することが、援助技術の行為の意義や意味、理由を明瞭化し、根拠に基づいた援助技術の学習に貢献できることが明らかになった。そこで今回、基礎看護技術の学習のあり方の示唆を得る目的で、某看護系大学の平成15年度と平成16年度の入学生の基礎看護実習での4つの援助技術項目の習得状況を明らかにし、比較検討を行った。その結果、第1段階の事実や特徴を識別する人体の形態・機能に関する同一の内容について達成困難な状況がみられた。特に、「体位変換」は、第1段階の原理・原則および第2段階の原理原則をつなげる状況のプロセスを示す内容が達成困難であり、各援助技術項目の重点の置き方を踏まえた教授方法の工夫および学習の強化の必要性が示唆された。 |