教員情報 |
ナカノ マサアキ
中野 正昭 所属 淑徳大学 人文学部 表現学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/02 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 浅草オペラ 舞台芸術と娯楽の近代 |
執筆形態 | 編著 |
出版社・発行元 | 森話社 |
総ページ数 | 290 |
担当範囲 | 序論「浅草オペラという近代」pp.7-22.(16頁)、「オペラ座と音楽家・小松耕輔の仕事――浅草オペラにおける名作オペラのダイジェスト版」pp.187-230.(44頁)(計60頁) |
著者・共著者 | 編者:杉山千鶴、中野正昭
共著者:中野正昭、上野房子、笹山啓輔、小針侑起、杉山千鶴、伊藤由紀、京谷啓徳、毛利眞人。森話社。 |
概要 | (全ページ)290頁。
(概要)大正期の浅草オペラに関する論集。序論「浅草オペラという近代」では、大正期の二種類のオペラ運動――欧州オペラの直輸入を目指す本格オペラとそれを日本化した大衆オペラの浅草オペラ――の概要をまとめつつ、浅草オペラが単なるオペラ運動ではなく、創作劇、舞踊を含む西洋音楽に乗せた近代的な音楽劇運動としての側面が大きかったことを指摘し、これが同時代の欧米のミュージカル・レヴュー等の新しい音楽劇の台頭と並ぶ20世紀の大衆文化運動だったことを明らかにした。各論「オペラ座と音楽家・小松耕輔の仕事」では、浅草オペラ団のひとつ「オペラ座」で翻訳・脚色を担当した小松耕輔の上演台本をもとに、これまで「西欧オペラのダイジェスト版」とされてきた浅草オペラの内容を具体的に検証し、これが翻訳その他の点でソーステクストを巧みに改編したアダプテーションとして積極的に独自性を認めることができることを明らかにした。 |