教員情報 |
タケモト シンスケ
竹本 信介 所属 淑徳大学 コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 学術論文 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 現代日本外交の変容―インバウンド・自治体外交・官邸外交― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 政策科学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 立命館大学政策科学部・政策科学会 |
巻・号・頁 | 28(3),173-211頁 |
概要 | 本稿の主題は現代日本外交の変容に関する考察であり、その対象として地方政府(自治体)のインバウンド政策の展開状況を取り上げている。まず、本稿では日本の地方政府(自治体)による武漢市へのコロナ支援活動を観察し、地方政府が国際的な対応において果たした役割に注目した。筆者は、現代日本外交において地方政府(自治体)の外交力が高まっているとの仮説を提示し、この仮説を検証するために関連する事例を考察した。具体的には、地方政府が外交活動にどのように関与し、国際社会とのつながりを強化しているかを検討した。その結果、地方政府が自ら積極的に外交的役割を担うことが増え、国家レベルの外交活動に補完的な役割を果たしていることが確認された。本稿は、地方政府の外交力が現代日本外交において重要な位置を占めるようになっていることを示し、その動向に対する理解を深めるための一助となることを目指した。 |