教員情報 |
タマイ リュウイチ
Ryuichi Tamai 玉井 颯一 所属 淑徳大学 総合福祉学部 実践心理学科 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/01 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 刑罰としての排斥の容認――功利主義的な根拠の正当化効果―― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 90(2),187-193頁 |
著者・共著者 | 玉井颯一・五十嵐祐 |
概要 | 集団から特定の個人を追放する排斥は、制度的制裁として広く是認されている。本研究では、制裁を正当化するための根拠として、功利主義、応報主義、道徳教育論に着目し、シナリオ実験によって、排斥が制度的制裁として支持される心理的メカニズムを検討した。その結果、功利主義による排斥は、他の2つの根拠よりも支持されやすいことが明らかとなった。本研究の結果は、排斥によって特定の個人を孤立させることが、逸脱行為に対する罰としてではなく、多数派の利益を増進するための手段として支持されていることを示唆している。 |