教員情報 |
イシワタ ヒロシ
石綿 寛 所属 淑徳大学 地域創生学部 地域創生学科 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | <研究ノート> 質的調査における調査倫理の実践について―調査対象者との関係性の構築と調査者に求められる倫理― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 淑徳大学 教育学部・経営学部・地域創生学部 研究年報 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 淑徳大学 |
巻・号・頁 | 7,329-337頁 |
概要 | 本論は,フィールドワークやインタビューなど比較的長期にわたる調査対象者と関係を形成する質的調査における調査倫理の実践について,現代日本の質的調査の実践者の言説をもとに論じる.特にその中でも,調査者の調査対象者への人権の配慮という倫理およびその実践について議論をおこなう.調査倫理の言説が示すことは,調査倫理として調査者が,調査対象者に対して平等性・補完性の原則を確立するためには,調査対象者と「協力関係」が必要になるということであった。そのような調査倫理の実践に加えて,本論は,調査対象者への平等性や補完性は,調査者による調査を通じた知識生産にも適用されるべきことを論じる。 |