教員情報 |
マエダ ヒサノリ
MAEDA HISANORI 前田 寿紀 所属 淑徳大学 総合福祉学部 実践心理学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1995/11 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 昭和一五年から同二二年における内務省訓令による常会に関する考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 千葉県社会事業史研究会『千葉県社会事業史研究』 |
巻・号・頁 | (第23号),4-22頁 |
概要 | 本稿では、内務省訓令「部落会町内会等整備要領」(昭和15年9月11日)による昭和15年から同22年の町内会・部落(〔ママ〕)会・隣保班・常会を考察の対象として、まず、町内会・部落会・隣保班・常会は、「大日本報徳社」副社長の佐々井信太郎が、内務大臣安井英二に、尊徳の「芋コジ会」および尊徳没後の報徳社における「常会」のアイディアを伝えたことから始まったという関係を明らかにした。そのうえで、町内会・部落会・隣保班・常会が整備・強化されていく状況を示し、町内会・部落会・隣保班・常会が特に戦時中において「芋コジ会」・「常会」から変容したことを示した。町内会・部落会・隣保班・常会は時代の大きな影響を受けて尊徳の意思が入らぬまま一人歩きをし、尊徳が唱えた「推譲」の精神とは逆の方向へも進んだ。 |