アラクニ ケイスケ   
  荒邦 啓介
   所属   淑徳大学  コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/03
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 「中野登美雄の統帥権論」
執筆形態 単著
掲載誌名 東洋大学大学院紀要(法・経営・経済)
掲載区分国内
巻・号・頁 (49),85-107頁
概要 本論文では、大正末~昭和戦中期にかけて活躍した統帥権研究の第一人者・中野登美雄(早大教授)の統帥権論を扱った。彼は、ロンドン軍縮問題が生じた昭和5年、統帥権の独立を否定するラディカルな議論を提示したが、同9年に自説を修正し、「憲法法典」と「兵権独立法」の両立という考えを示して統帥権の独立を容認した。本論文では、この変説の構造と、その後の新体制運動・国防国家論への共鳴とについて検討した。