|
教員情報 |
|
イケハタ ミエコ
IKEHATA MIEKO 池畑 美恵子 所属 淑徳大学 総合福祉学部 教育福祉学科 職種 教授 |
|
| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2022/03 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 標題 | Ⅲ層 象徴化の世界の発達理解と再考-象徴化Ⅰ・Ⅱの新設に向けた整理- |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 発達臨床研究 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 淑徳大学発達臨床研究センター |
| 巻・号・頁 | 39,1-14頁 |
| 著者・共著者 | 池畑 美恵子 |
| 概要 | 感覚と運動の高次化発達ステージ(宇佐川,2007)では、これまでⅢ層 象徴化の世界を、ことばとイメージが育つことでバランスが良くなり、情緒も安定しやすい段階と位置づけてきた。しかしながら、臨床的にはことばで簡単なやりとりは成立し、イメージを伴う遊びも本人ペースでは出始めている子どもの中に、本来Ⅲ層で育つとされてきたことばとイメージのつながりや、共有性、柔軟性、情緒的安定性が時に大きく揺らぐ事例は少なくない。本稿では、発達臨床における実態把握の課題と視点を踏まえたうえで、Ⅲ層 象徴化の世界を再考し、新たに象徴化Ⅰ・Ⅱに区分した発達指標およびチェックリストを提示した。ことばはあるが自己調整、自己表現につまずきのある子どもの理解と支援の充実の手がかりとして、Ⅲ層の臨床評価の重要性を指摘した。 |