教員情報 |
マエマサナオ
MAE Masanao 前 正七生 所属 淑徳大学 教育学部 こども教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/02 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | エッセンシャルワーカー不足の構造と養成教育における「質」的変容に関する考察 : 保育実践と臨床におけるパラドックスについての理論的検証 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 淑徳大学短期大学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 淑徳大学短期大学部 |
巻・号・頁 | (68),77-91頁 |
担当範囲 | 問題の所在、 第1~3章、 まとめと考察 |
著者・共著者 | 池田純子(淑徳大学短期大学部、現千葉敬愛大学 ) |
概要 | 看護から介護、どの分野でも数十年来言われてきたエッセンシャルワーカー不足は、ついに小学校教諭にまで及んでいる。保育士や幼稚園教諭の不足はこれまで数十年来存在し続けてきたが、この本質的かつ慢性的で構造的な「人材不足」は、戦後の教職課程・保育士課程等の養成教育の機能不全と限界をも示しているといえる。過去の「保育者の離職」に関する研究や「養成」言説に含まれてきた「やりがい」という言葉、保育者の自己成長感などに表されるある種の「モラール(士気・やる気だけでない「その仕事特有の面白さ」)」について理論的に考察を試みることを通じ、人とかかわる仕事が長続きしにくい理由は何なのか明らかにする。 筆者は人材不足となり職場の混沌をもたらしてきた要因の一つを、仕事のできる(任せられる)ベテラン保育者の退職にあるという仮説に至っているが、本研究ではその離職の理由、退職を決意した事由などを検証するための半構造化面接(インタビュー)を通し、本来、楽しく働くために必要な「学ぶ(べる)」環境の縮減と研修が示す「現在的な意義」について理論的に整理した。 |