教員情報 |
ササベ サエ
雀部 沙絵 所属 淑徳大学 看護栄養学部 栄養学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 運動習慣のある女子大学生における高強度運動および低強度運動クロスオーバー試験後の食事摂取量と味覚嗜好の変動 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 淑徳 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 淑徳大学看護栄養学部紀要 |
巻・号・頁 | 14,9-21頁 |
著者・共著者 | 雀部沙絵、大鐘香苗、陣内南美、亀田萌乃 |
概要 | 高強度運動後には食欲低下や味覚閾値の変化が起こるとされ、運動後の栄養補給を考える上で重要だが、味覚の嗜好に関する知見は少ない。そこで大学ラクロス部に所属する健康な女性を対象に、高強度および低強度運動実施後の食事摂取量、味覚嗜好を調べるため、クロスオーバー試験を実施した。午前中に30分間の運動後、自由摂取した昼食・夕食の内容、運動前・運動直後・運動30分後・昼食前・夕食前に空腹感と味覚嗜好(甘味・塩味・辛味・脂肪味・酸味)を評価した。昼食エネルギー摂取量、昼食たんぱく質摂取量は、低強度運動後に比し高強度運動後に有意に少なく、昼食脂質摂取量は少ない傾向が見られた。空腹感、脂肪味への嗜好は、高強度および低強度運動後の昼食前、夕食前において有意に上昇した。甘味への嗜好は、高強度運動後の夕食前に有意に上昇した。高強度運動後は、運動後最初の食事でのエネルギー摂取量、たんぱく質摂取量が少なく、食事摂取量が減少し、筋たんぱく質の合成に必要な栄養素が不足する可能性がある。高強度運動の実施に伴いその後の食事選択に影響する可能性が示唆された。 |