教員情報 |
ツネミ コウヘイ
TSUNEMI KOHEI 常深 浩平 所属 淑徳大学 人文学部 人間科学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 大学生の読書傾向― 読書の意義と認知過程 ― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | いわき短期大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 46,35-46頁 |
著者・共著者 | 常深浩平・楠見 孝 |
概要 | 本研究では,大学生を対象に読書に対する質問紙調査を行った。その結果,読書に対する評価は読書量との間に有意な相関が見られなかったが,読書に対する好意度と読書量の間には有意な正の相関がみられた。このことから,読書に対する好意度の方が,実際に読書をするかどうかという観点でみると,敏感な指標だと考えられる。また,読書の意義についての因子分析の結果から,大学生の読書の意義は児童・小学生とはやや異なり,読書を通して得られる「知識」,「感情」,および「趣味」としての読書,という3種類に分かれることが示された。よって予測の通り,空想と知識は異なる意義として捉えられていた。これは秋田・無藤(1993)で示唆されていた発達的変化の結果,読書の意義が小中学生でから大学生へと発達する中で分かれていくことを示している。 |