教員情報 |
ナガサカ イクヨ
NAGASAKA IKUYO 長坂 育代 所属 淑徳大学 看護栄養学部 看護学科 淑徳大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/09 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 青年期後期にある子における親のがん罹患経験と医療者に求める支援 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 千葉看護学会会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 28(1),89-98頁 |
著者・共著者 | 長坂 育代, 増島 麻里子, 佐藤 奈保, 渡邉 美和 |
概要 | 青年期後期にある子における親のがん罹患経験の実態,及びがんともに生きる親と暮らす上で医療者に求める支援を明らかにすることを目的に,大学生に無記名自記式質問紙調査を実施し,18から22歳の男女570名(回収率85.0%,有効回答率95.0%)のデータを分析した。分析の結果,対象者570名のうち45.3%が祖父母を含む身近な人のがん罹患経験があり,10.4%がその人との同居経験があった。実際に親のがん罹患経験があったのは対象者の4.4%であり,その半数以上が病気の親のために自分に何ができるか分らないという思いを常に抱え,全員が蚊帳の外に置かれていると感じていた。医療者に求める支援では,対象者は親のがん罹患経験を振り返る,または親のがん罹患を想定して回答し,親のがんや治療に関する情報のほか,身体症状の出現時や急変時の対応,がんと共に生きる親を支える具体的な方法に関する情報ニーズが高かった。対象者の90%以上が,問題解決につながる等の理由で「親のがん罹患に伴って生じた悩み等を医療者に直接会って相談できる場」を求めていた。 |