教員情報 |
ササベ サエ
雀部 沙絵 所属 淑徳大学 看護栄養学部 栄養学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/04 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 糖尿病と歯科治療 |
執筆形態 | 共著 |
出版社・発行元 | デンタルダイヤモンド社(東京) |
巻・号・頁 | 20-28頁 |
担当範囲 | 第1章 糖尿病の病態 糖尿病のメカニズム-インスリン分泌とインスリン抵抗性 |
著者・共著者 | 青山 沙絵, 谷口 中, 福島 光夫 |
概要 | 本書は歯科治療と糖尿病の関わりを理解するための教科書であり、糖尿病のメカニズムと基礎的知識を平易に解説している。
生体における糖質代謝について、血糖値は生体のホメオスタシス機構により最も厳密に制御されている。この血糖調節機構において中心的な役割を果たすのが膵島ランゲルハンス島のβ細胞で生合成されるインスリンであり、高血糖に直接的に呼応して分泌される生体内唯一の血糖降下ホルモンである。糖尿病は、このインスリンの絶対的不足および相対的な作用不足により、血液中のグルコース濃度を一定に保つ調節機構が破綻し、慢性的に血糖値が高い状態になることをいう。日本人の2型糖尿病発症においてインスリン抵抗性増大は必須条件ではないが、欧米人に比べて軽微なインスリン抵抗性の増大でも糖尿病発症・進展に寄与する可能性があり、発症前・早期からのインスリン分泌不全が主体であると考えられている。 |