教員情報 |
ワタナベ トシヒロ
渡邊 壽大 所属 淑徳大学 コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 「コロナ禍における中国からのマスク輸入に関する一考察 : 貿易統計を活用した日米比較」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 石巻専修大学経営学研究(32) 石巻専修大学 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | いわゆるアベノマスクの輸入決定時期およびマスク輸入価格が適切であったかを検討するための予備的な分析を行った。日本のマスク不足の状況を報道資料から時系列的に整理し、貿易データから日米の中国からのマスク輸入量と金額の比較から考察した。日本政府が布マスクの輸入を決めた段階では不織布マスク等の日本への輸入量は少なく、布マスクの価格は不織布マスクほど高くなかったため、その点ではアベノマスク政策の妥当性があると考えられるとした。一方、米国に関しては日本よりも早く価格が低下しており、日本企業が中国でマスクの買い付けに海外企業に買い負けているという報道があったことから、結果的に小ロットの価格の高いマスクを輸入していたことが考えられ、そのことが政府が全国民にマスク配布を行うという結論に影響を与えた可能性があることを指摘した。 |