教員情報 |
ナガフサ ノリユキ
Nagafusa Noriyuki 永房 典之 所属 淑徳大学 人文学部 人間科学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 少年院在院者と一般の青少年における万引きをはじめとした窃盗に関する要因の検討―少年の窃盗に関する新たな体系的な教育プログラムの開発に向けて― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 矯正教育研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 63,143-150頁 |
概要 | 共同研究(大久保智生・永房典之・吉井匡・長尾貴志・相原幸太・川田佳亮・高橋護・松嶋秀明・佐藤健二・石川隆行・澤田匡人・堀健二・菊池浩史)。青少年である四国少年院の在院者を対象に実証的な調査研究を行った。少年院在院者の特徴として、万引きに関する規範意識が低く、自己中心的な理由で万引きをすることが多いことが明らかになった。在院者の万引きの心理では、法知識の理解に偏りがあり、感情面では、罪悪感や恥意識を抱きにくく,被害者である店舗の感情を推測できていない傾向がわかった。認知行動面では、自分の行動を統制することが難しく、ナラティブ(問題の意味づけ)については,社会的な有能感や問題解決への自信が低く、コミュニティにつ
いては、援助を求めることへの抵抗が高く、将来について不安に思っており,身近な家族の援助を受けることが難しく、問題解決に直接に結びつかない援助を受けることが多いことを明らかにした。研究の分担では、感情恥意識と万引きとの関係を担当した。 |